第四銀行は官僚的である。

郵便局は民間企業的である。

【1】1999年7月掲載  【2】2004年3月23日、読者の投稿を掲載

 

【1】

 数年前のことだが、朝日新聞の新潟県版に、およそ次のような記事が載っていた。

 第四銀行の頭取が、「郵便局というのは民営企業たる銀行に対する官業の圧迫だ」と発言したのだそうである。

 切り抜きをしておかなかったので、正確ではないかも知れないが、こういう内容であったことは間違いない。

 しかし、近年の第四銀行の所行を見るに、頭取の上記の発言は、とてもじゃないが首肯しかねるものと言わざるを得ない。

 第四銀行は新潟県内にある4つの銀行のなかで最大手である。そればかりではない。新潟県に存在する民間企業の最大手でもあるのだ。

 そういう企業は、少なくとも新潟県内ではある種の公共性を心がけるべきではないか。

 しかるに、第四銀行を見ていると、とても新潟県トップの企業にふさわしい公共性が備わっているとは思われない。

 まず、数年前、第四銀行は新潟大学前支店を廃止した。正確に言うとCDは残っているが、窓口がなくなったので、非常に不便になった。

 新潟大学のある五十嵐地域の人口が減って利用者があまりないから、というなら廃止もやむを得ないであろう。

 だが実状はその逆であった。新潟大学前支店は利用者がきわめて多く、窓口にはしばしば行列ができていた。

 新潟大学の五十嵐キャンパスには、学生・教員・事務員等を合わせるとほぼ1万人が出入りしている。その真ん前にある銀行が盛況なのも当然なのである。

 かくも利用者の多い支店を、しかし第四銀行はあっさりと廃止したのである。

 なぜか。おそらく儲からないからだろう。

 学生は巨額の預金をしてくれるオイシイ利用者ではないし、大学教師もだいたいが薄給だからあまり期待できない。窓口業務は儲けの対象にならない送金や振り込みなど細かい仕事ばかりで、必要な銀行員の数に比して利益は上がらない−−第四銀行の本音はこんなところだろう。

 その結果どうなったかといえば、郵便局の窓口で済む用事の場合は新潟大学前郵便局を利用し、どうしても銀行の窓口でないといけない場合は、内野か寺尾に出なければならなくなった。

 つまり、第四銀行は自らが担うべき公共性を放棄して、そのツケを一部は利用者に、一部は郵便局に押しつけたのである。

 こんな企業が信用できるだろうか? 新潟県の代表的な高等教育機関、それも1万人の人間が出入りしていて利用者が多数存在する場所から、単に儲からないというだけの理由で逃げ出す銀行に、単なる高利貸しとどれほどの違いがあるだろうか?

 逆に言えば、新潟大学もずいぶんナメられたものである。大学のお偉方は第四銀行に抗議すべきではないかと思うが、どんなものだろう。 

 さらに言えば、つい最近新潟大学生協は売店や食堂での支払いに預金自動引き落とし制度を導入したが、これには地元の新潟中央銀行や、都銀の東京三菱銀行は協力したのに、地元トップ行である第四銀行は協力を断ったのである。

 第四銀行というのは、どうやら目の前の利潤のことしか頭にないらしい。

 銀行への「公的資金」導入に批判が多いのは、単に「なぜ銀行だけが」という不公平感からだけではない。銀行は普段から信用されていないのだ。利用者が郵便局に親しみを覚え、銀行を敬遠するのには、十分理由があるのである。

 だから、「郵便局の民営化」に私は大反対である。そんなことをしたら、第四銀行のように公共性を無視した行為が横行することは目に見えているからである。

 何でも「民営化」すればよくなる、なんてのは、ちょっと考えてみれば大嘘だと分かる。

 例えば銀行の窓口が午後3時に閉まるなんてのも、その一つだろう。いったいどこの世界に対外業務を3時でうち切る企業があるだろうか。郵便局の貯金送金用窓口はちゃんと4時まであいているぞ。

 また、最近私は両替に関して、第四銀行と郵便局のサービスの差が歴然としていることを知った。

 1万円札を千円札にしたり、千円札を百円玉にする両替機は、大抵の第四銀行支店に備え付けられている。

 しかし、私の求めた両替はその逆だった。必要があって、五百円玉4枚を千円札2枚に替えてもらおうと思ったのである。これは機械ではできない。少なくとも、私の立ち寄った西内野支店の両替機では不可能であった。

 4枚の五百円玉を2枚の千円札に替えることくらい、すぐやってくれるだろう、と思ったのが、甘かった。

 「まず書類に記載して下さい」と言われたのである。五百円玉4枚で、である。

 仕方なく書類に記載して渡すと、「しばらくお待ち下さい」と言われた。「しばらく」がどのくらいか、腕時計で計ってみたら、かっきり3分であった。第四銀行の行員の仕事ぶりでは、五百円玉4枚を千円札2枚に替えるのに、それだけ時間がかかるらしい。

 一方、郵便局はこれとはまるで違う対応をしてくれた。

 これは五百円玉4枚なんてケチなものではなく、ある事情から手元にたまった約1万円分の硬貨を札に替えてくれと頼んだのだが、その場で即座に勘定して札にしてくれたのである。もちろん、「まず書類に記載して下さい」なんてバカなことは言われなかった。

 第四銀行と郵便局のこの違いをどう形容すべきだろうか?

 第四銀行の対応は、「融通がきかず」、「硬直して」おり、「官僚的」かつ「お役所的」なのではなかろうか。

 逆に郵便局の対応は、「利用者の立場に立った」、「サービス精神の行き届いた」「民間企業的な」ものとは言えないだろうか。

 かくも「官僚的」な銀行が新潟県トップの「民間企業」である現状に、私は深い腹立ちを禁じ得ない。

     *          *         *          *           *

【2】 第四銀行はうそつきだ 〔読者からの投稿〕

第四銀行が官僚的であるという主張は、ずばり的を得ている。 実際問題、訴訟になった場合には信じがたい話ではあるが言った、言わない、の水掛け論になった場合には半公共的な企業の性格を持つ?第四銀行の言い分を裁判所も信じる傾向にあるそうだ。 これは、弁護士先生から聞いた話であるから間違いない・・・

何ゆえ私が第四銀行をうそつきと批判するのか?
貸し渋りをされたとか、貸しはがしをされたということではありません。 お金を返しに言ったら私の口座が凍結されていたからだ。
詳しい内容は、「財界にいがた」 という雑誌の 〔2003年〕 9月号110ページに出ています。
記事の内容はすべて事実であり、第四銀行からも謝罪はありましたよ・・・

しかしながら、その謝罪は的がはずれているんですよ。
交通事故にたとえるなら・・・黄色の点滅信号なのに、さあ青ですよ渡っていいよと商工会がいい、信じて横断歩道を渡ったら巨大なダンプカー (第四銀行) が走ってきてぶつかった・・・もちろん私は倒れましたよ、怪我もしましたよ。
倒れた私にダンプカーは言いました。
私どもはぶつけていない。 風圧で倒れたのかな? でも、倒れているのは事実なのでごめんなさい。
ぶつけた運転手 (行員) は、ひっこめていきなり上司とか事故処理係がごめんなさい、ごめんなさいの大合唱?

天下の第四銀行が、ATMコーナーの大衆の面前でお客様に、金返さないから通帳を止めました・・なんて口が裂けても認めたくない気持ちはわからないでもないけど、組織ぐるみでうそはいけないでしょう。

本店のお客様相談室の室長さんまで出てきて、苦しい弁解をしたときにはまさしく国会答弁を聞いているよだった・・・
このホームページで第四銀行は官僚的という文句をみつけたときは、まさしくそのとうり・・・一人で拍手しちゃいました。

新潟県で第四銀行ともめたら大変なんですから、あらゆるところから天下り役員を迎えていたり、株主になっているから表立って批判出来ない人がたくさんいるんですよ。
弁護士先生も、僕忙しいからと二の足踏むくらい、本当に第四銀行はたいしたもんだ。 あなたは偉い、新潟県ナンバーワンですよ。

私以外にも、もっといやな思いをしている方々はたくさんいるんだろうなー。
みなさんどうしているのかな? 泣き寝入りしなきゃいけないなんて世の中間違ってる・・・。

新潟県水原町 佐藤敦子 (会社員)

2004年3月23日掲載

*   *   *   *   *   *   *

 この投稿は、昨2003年10月に私宛てのメールで送られてきたものです。  ここに掲載されている当サイト制作者の第四銀行批判を読んで、ご自分の体験を語る気になられたようです。 私から、そちらの同意があれば当サイトに転載するが、というメールを折り返し送っておいたのですが、しばらくお返事がありませんでした。 5カ月ほどたった2004年3月になって、掲載していただいて結構だというお返事をいただきました。

 この方は、現在、第四銀行とは裁判で争っている最中だそうです。 第四銀行が相手だというと、新潟県の弁護士は引き受けてくれないので、東京の弁護士に依頼したそうです。 世の中の仕組みが分かる話ではありませんか。 それで、「論争のページ」 だけでなく、「当サイトへのおたより」にも併せて転載しておきました。

(当サイト制作者)

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